My girl
美桜と出会ってから、もう数ヵ月が過ぎた。
あの夜の日から、一度だって会っていない。
図書館へも行かないし、わざわざ美桜の高校まで足を運ぶ事もしなかった。
そういえば――…
もう、クリスマスか。
去年は、
志月とふたりで騒いだっけ。
クリスマスに向けて、新たなメニューを考えたオヤジからいろいろ勉強して。
試作品なんかも、
志月に飲ませたりして……
そもそも、
飲ませた俺が悪かった――…
――『来年はぁぁぁっ!』
来年こそはぁぁっ!!
お前なんかとふたりじゃなくて
彼女と……