*Long messerge*上
「麻燈……」

純と唯は、
泣き終えると、さっきの泣き顔が嘘のように
明るく病室に入っていった。

「麻燈!!!オレンジジュースかって来たよ!!!」

そう笑いながら、
純は麻燈に声をかける。

「麻燈、すきでしょ???」

唯も、一生懸命微笑んだ。

「……う…うん」

麻燈も、
そんな2人の姿に戸惑った。

そんな女3人の姿を、
海と空と響は嬉しそうに眺めていた。

「………ありがとう。
こんな、こんな病気バッカのアタシでごめんね」

麻燈は、
オレンジジュースを飲みながら涙を流した。

「麻燈……」

唯と、純も黙って涙を流している。

「ごめんごめん。
気とかつかってなかったけど……
どこかで、麻燈を避けてた。」

純は、泣きながら麻燈の手を握り締めた。

「麻燈、あたし怖かったんだ。
麻燈が、いなくなるのかな。
って思ったら海みたいに、いつも通りに話せなかった。」

唯も、麻燈の手を握り締めた。
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