*Long messerge*上
「真央ちゃん…」

麻燈は、
涙を流した。

「なんで、泣くの??」

真央は、不思議そうに聞く。

「真央ちゃんは、大人だね。
あたしより、ずっと大人。

今まで、頑張ったね」

麻燈は、真央の頭を撫でた。

「一人で、辛かったよね。
葵と出会えてよかったね。」

そういいながら……

「麻燈ちゃぁん………」

真央は、そう泣きながら麻燈の腕の中で声を上げて泣いた。

麻燈は、
そんな真央を妹のように可愛がった。

「あたし……
あ゛だしね……
生きている証拠が欲しかった。
……あたしの病気ってね……
20歳まで生きる確率… …

本当に少ないんだって……

その話をね……こっそり聞いちゃったんだ…
お母さん。涙流してた。」

真央は、赤ちゃんのように麻燈の腕で泣く。
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