*Long messerge*上
「あたし…
前河 豪。
知ってるわ…
今、思い出したっっ」

麻燈は、
走馬灯のように頭に流れる画像を思い出した。

入学式の時、
おっさん先生から助けてくれた人。

その人だった。

「でも…
なんで、響???」

麻燈は、唯に聞く。

「いや…
それがさ…
あたし、言っちゃいけないって空に
とめられてるんだけど」

唯は、
いいたそうな顔で話し出した。

「響…。
一度、その子を助けた事があるらしくて…
響も、学校では目立つ存在で…
モテルじゃん…

だから、瑠璃ちゃんも…
響に、一目ぼれしたみたい。

それから、響への猛烈アタックが始ったみたいで
瑠璃ちゃんだから…」

「はっっ???
かわいいから、OKしたの???」

麻燈は、あきれた顔をして言う。

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