*Long messerge*上
最初は、
海の誘いを受けて、
喜んでいたが、純の顔が頭に浮かんだ瞬間。

麻燈の笑顔は消えた。

「……なんか…
悪いな…」

麻燈は、純には絶対。
海に会ったなんていわない。
と決意した。

駅に向かって歩いていると、
後ろからすごい足音で近づいてくる、人の気配がした。

「……」

麻燈は、
不審者なのかと思い、
黙る。

――どうか……

心の中でつぶやいた。

―トンッッ

ふと、
その足音は麻燈の丁度後ろで止まり、
麻燈の肩に手が置かれた。

「麻燈!!!」

その人は、
麻燈の名を呼ぶ。

「誰???」

麻燈は、振り向いた。
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