*Long messerge*上
そこに立っていたのは、
今日も制服を綺麗に着こなしている純だった。

「あっっ…純。」

麻燈は、素っ気無い声で反応してしまう。

「何、それ!
純かぁ…みたいな…?」

純は、
不思議そうに麻燈を見つめる。

「いや…
別に、いつもの事だしっっ!」

麻燈は、わざとテンションを上げようとする。

どこかで、
海に会った事を話さないように、
話さないように、している自分がいた。

「どうかした???」

純は、
麻燈を心配そうに見つめる。

「いや…別に。
それよりさっ、行こう!!!」

麻燈は、
純の前を歩き出した。

――何やってんの。
あたし……

麻燈は、自分で自分に言い聞かせていた。
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