*Long messerge*上
やっと見つけた席に座ると、
周りの視線は麻燈。釘付けになっていた。

すると、
後ろの座席にいた少し背の小さい女の子が麻燈に声をかけた。

「ねえねえ…」

その子は、麻燈の肩をトントンと叩く。

「何?」

麻燈はそっけなく答える。

「今さっき、
受付でボーっとしてたこでしょ?」

その子は、人懐っこい笑顔で笑った。

「あ…そうだけど…
悪い ?」

麻燈は、昔から気安く話しかけられるのが苦手だったから、
そっけない態度をついついとってしまう。

――何こいつ?

「あ…ごめんね。
気分悪くしたかな?」

その子は、
麻燈の一言で落ち込んでしまったようだった。

――苦手だ。

「あ…傷つけたんだったら、
誤るわ。ごめん。でも、
あたし一人が落ち着くんだわ。」

そういって、
振り返った。

その子は、どうやらそうとう落ち込んでいるようだった。

そのとき、

「麻燈!」

聞き覚えのある声がしたんだ。

「純?」

そこには、中学からの親友。
純が立っていた。

「入学おめっとー!!!
あたし等また一緒だよ!!!」

純は、運良く麻燈の隣の席だったので
隣に座った。

「あたしら運命かよ!」

そういいながら、
2人で大きい声で話し出した。

「でねーでねー。」

純と話し出すと、麻燈はきりがなかった。

「てか…響とか?
レイとかは?」

純が聞いてくる。
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