*Long messerge*上
「ああ…
まだ見てないな…」

響たちも、中学からのつるんでる仲間だった。

やっぱり、麻燈とつるんでいる仲間は、
"普通"と違っていた。

純は、スラーッとしている容姿に、
紺のブレザーが良く似合っている。

大人っぽい少女。

麻燈の一番の親友だった。

「そっか…
遅いね?」

そういって、純は微笑んだ。

響やレイ、空とかも
すっごくて赤髪だったり、
オレンジだったり、
やっぱり"普通"とは違っていた。

「ウチラ…離れられないわ!」

そんなこんな純と話をしていると、
マイクに音が入った。

「ええー…ただ今より、
××高校の入学式を開催します。」

教頭先生らしき人の挨拶でたちまち体育館は静かになった。

「もうはじまっちったよ。」

純が麻燈に小声で話しかける。

「それにしても…
あいつら遅いな?」

そう麻燈が言うと、

―――ガラガラガラッッ―――

大きな扉を開く音で、体育館の中はざわついた。

「もしかして…」

麻燈と純が目を合わせていると、

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