*Long messerge*上
「やっぱり」

崩した制服を着た、
響たちが立っていた。

「遅くなっちゃったな!
入ろうぜ」

そういいながら、響を先頭にゾロゾロと仲間が入ってくる。

麻燈と純もその場に立ち上がり、
仲間の方へ向かって歩いた。

「ちょっと…あなた達、
座りなさい。」

先生の声なんて麻燈たちには聞こえなかった。

「おう!遅いよお前ら!」

そういいながら、通路の真ん中で笑いあった。

「ってか…ここで話していいわけ?」

響が一人で笑い出したので、
みんなそれにつられて笑っていた。

あたりは、物音一つしないで、
麻燈達だけの声が体育館中に響き渡っていた。

「ちょっと…
落ち着いて、席に座りなさい!」

周りに居た先生達が、麻燈達の元へ、
よってきて、"座れ"と促す。

「はーいはーい」

そういうと、麻燈達は
ゾロゾロと席に戻った。

それから式が再開。

「まぢ!
あいつらやってくれるね!」

純が麻燈に耳打ちする。

「確かに!やっぱ最高だね!
ダチ最高!」

そんな話をしながら、麻燈達は一際目立っていた。



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