*Long messerge*上
「ちょっと…トイレ」

麻燈は、
重い体を持ち上げる。

「よいしょっ」

「大丈夫か???」

海は、言う。

麻燈が立ち上がった瞬間。

目の前にあった全身鏡に
自分の姿が映った。

「あたし・・・・・
最悪じゃんね」

麻燈は、鏡を見るなりつぶやく。

「・・・・なんかみじめだなぁ」

今まで、
ドラマの中の世界だった事が
自分にくるとは夢にも見ていなかったので・・・
ショックは大きすぎた。

「あたし・・・
病気なのかなぁ・・・」

ポツリポツリと不安の言葉が出てくる。

「どうしてだろうね」

何度も何度も
叫んでも不安は消える事はなかった。

< 80 / 301 >

この作品をシェア

pagetop