Tea Time Romance
epilogue
1.
それから何回か僕はあの海辺のカフェテラスを訪れている。
あのマスターも相変わらずだ。
話によると、大分年下の嫁さんをもらっていて、可愛くて仕方がないみたいだ。
「……そうすると、俺が恋のキューピッドになる訳だな」
マスターは変わらず、のんびりした口調で語る。
頷きながら、僕は海に目を向ける。
白いサンドレスを翻して、彼女は微笑む。
……僕達の娘を連れて。
出逢った頃と同じ風が、海岸を吹き渡って行った。
あのマスターも相変わらずだ。
話によると、大分年下の嫁さんをもらっていて、可愛くて仕方がないみたいだ。
「……そうすると、俺が恋のキューピッドになる訳だな」
マスターは変わらず、のんびりした口調で語る。
頷きながら、僕は海に目を向ける。
白いサンドレスを翻して、彼女は微笑む。
……僕達の娘を連れて。
出逢った頃と同じ風が、海岸を吹き渡って行った。