甘い魔法―先生とあたしの恋―


to.先生
sub.
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朝は嫌な態度取って
ごめんなさい。

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「じゃあ、結局おじさん来ないの?」


昼休み、先生へのメールを送り終わった時、コロッケパンを頬張りながら諒子が聞いた。


今日は4時間目が早く終わったおかげで、いつもはうんざりするほど賑わってる購買もガラガラで選びたい放題だった。

おかげで、いつも激戦が繰り広げられる標的のコロッケパンも余裕でゲットできた。


「うーん……分かんないけど、多分。

プリント置いてきたけど、何の連絡もないし」

「絶対島Tに怒られるよー。しかもねちっこく!

3年も担任一緒だったら本当に最悪なんだけど」


諒子に苦笑いを浮かべながら、コロッケパンを口に運ぶ。


怒られるのは分かってるけど……。

でも、絶対的に三者面談には来ないお父さんにため息をついていると、ポケットの中でケータイが震えた。



from.先生
sub.Re
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時間切れだな。

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……なにそれ。


せっかく素直に謝ったのに、返ってきたのはそんな返事で。

あたしは呆れて小さく笑みを零す。



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