【短編】Horoscope*Daring〜星占いの恋人〜
2度目は突然に!!
その日から、1週間経った日曜日のこと――…
専門学生の私は、授業が無いのをいいことに、またもや占ってもらいに来ていた。
「“運命の男に出会った”
……そう出てる」
1週間前占ってくれた人と同じ占い師さんの占い結果を思い出しながら、時間を潰すように、ストーンショップで様々な水晶を眺めていた。
「あら……湖都ちゃん!?」
「陽菜さん!!どうして、ここに……?」
そんな私に声を掛けてきたのは、高校時代の先輩で、私をとても可愛がってくれた陽菜さんだった。
「偶然よ?たまたま見かけたから……」
「見つけたのは、俺だけどな?」
しょっちゅう会っているのに、その度にキレイになっていく陽菜さんの隣には、これまた爽やかすぎるオーラを放つ、冬威さん。