【短編】Horoscope*Daring〜星占いの恋人〜
「へぇー…、湖都ちゃんって乙女チックなんだ?
……ってか、湖都ちゃん“アレ”知ってる……よね?」
「へ!?“アレ”……って!?」
話が一段落するのを待っていたのか、話を聞いていた冬威さんは何だかしっくり来ない言葉を紡いでいたけど。
それより何より、気になってしまったのは“アレ”……の方だった。
「あ、……知らない?知らないならいいんだ」
「え、気になるんですけど……」
琉聖君が一緒にいた不良の方々も言っていた、“アレ”と同じかはわからないけど。
何だか同じことのように思えてならなくて、……気になるんですけど!!
「じゃあ、今から俺の家に行くとこだったんだけど、湖都ちゃんも一緒にどう?
……紹介したいヤツもいるし、」
「え…っと……、」
「私も、湖都ちゃんとお茶したい!!だけど、紹介したいヤツって、何?」