十人十色-それぞれの恋- 短編集




「篠原、明日から俺の家に来い!!」




「先生の家…?何で?」




何で…だと?




んなの、勉強するために決まってんだろ!!




「勉強するためだよ!!じゃーな!」




「分かった!行くね、じゃーね」




ぶんぶんと手を振っている篠原。




もー調子狂う。




なんなんだアイツは…




「あ、村田先生にやけてる」




後ろから顔がひょこっと出てきた。




「あ…新井先生。びっくりした」




「そんなにビックリしました?すいません…」




ニコッと反省してない様子で笑う新井先生に、俺は苦笑いをした。



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