十人十色-それぞれの恋- 短編集





「あ…よろしく」





「わかんない事あったら、俺に聞いて?一応学代だから」





「…うん」





なんとか彼に助けられ、無事初日が終わった。





とりあえず、学校探検しないと…





放課後になり、一人で学校探検をしようと廊下に出たとき彼が話しかけてきた。





「ねー先生!学校分かんないでしょ?案内してあげようか?」





「え…でも悪いし、一人で大丈夫。だから、帰りなさい」





「んな、大人ぶるなって。案内してやる!ついて来い」





そういって彼は歩き出した。




なんか変。





今日私変。
< 113 / 119 >

この作品をシェア

pagetop