十人十色-それぞれの恋- 短編集
「圭樹?どうかした??」
「いや、なんでもない」
私の気のせいか…まぁいいや。
てか今は、この状況を何とかしたい。
あー沈黙キツイ…耐えられない。
「私、トイレ行ってくるね」
「おぅ」
すくっと立ち上がり部屋を出る。
お母さん達早く話し終わらないかな……
そう思いながら、トイレに向かった。
トイレはリビングの隣にあるので、必ずリビングの前を通らなければならない。
リビングの前を通った時、変な会話が聞こえた。