十人十色-それぞれの恋- 短編集
「亜佐美…」
「もういいわ。邪魔して悪かったわね。じゃ」
そういうと彼女は去っていった。
残された俺と刹那は、黙り込んでいた。
しばらくして、刹那が沈黙を破った。
「今日は、亜佐美がごめんなさい」
「いや、気にしてないから」
「私が、あなたのこと好きだってこと言ったらこんなことになっちゃって…」
「え?今なんて…」
「あなたのこと好きだって…」
は?まぢで??
刹那が俺を…好き?