十人十色-それぞれの恋- 短編集
聞き間違えかもしれない。
でも、二回もそう聞こえるか?
「私は、あなたのことが好きです」
刹那が照れながらそう言った。
「……返事は、今度でいいです。では」
そういって歩き始めた刹那の腕を俺は掴んだ。
刹那はびっくりした顔で振り向いた。
俺は、そんな刹那にキスをした。
そして見つめあい、もう一度長い長いキスをした。
学校のアイドル(女)×普通の子(男子) fin
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