十人十色-それぞれの恋- 短編集




急いで支度をすませ、家を出る。




時刻は、5時半。




急げば間に合う。




私は、タクシーに乗って裕太のところに向かった。




裕太のところに着いたのは、5時55分だった。




セーフ。




良かった…間に合った。




中に入ると、裕太がいた。





「ゆーた!!」





「あ、麻子。ちょっと待っててもらってもい?撮影長引いちゃって」





「うん!あ、撮影見てもいい?」





「あーいいよ」
< 46 / 119 >

この作品をシェア

pagetop