十人十色-それぞれの恋- 短編集



「ほら、乗れ!!」




裕太の車に無理やり乗せられる。




「ちょっ…ねー何処行くの?」




「秘密」




裕太はそういうと、車を走らせた。




私は、ずっと窓の外を見ていた。




あ…この景色…見たことある!!




「ねー裕太。もしかして…」




「うん…もう分かっちゃった?」




「なんとなく…でも何で?」





「着いてからのお楽しみ♪もーすぐだから」




私はコクンと頷き、また窓の外を見た。
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