十人十色-それぞれの恋- 短編集
私は彼、中山?…なんちゃらとか言う人とメアドを交換し、別れた。
見た目はそんなに悪くないけど、でもなんか冴えない感じ。
頼りないって言うか、ひょろひょろしてる?みたいな。
ま、私には関係ないけどね。
とりあえず、スタジオに戻り撮影をする。
「真実ちゃんーこっち向いて!」
「そのまま笑顔で~…いいね、可愛いよ」
カメラマンの人に褒められて、テンションが少しあがる。
褒められて嬉しくない人はいないしね。
「はい、お疲れ~真実ちゃん今日も可愛かったよ」
「ありがとうございます」
「真実ー電話!!」
マネージャーが私の携帯を持って走ってきた。