十人十色-それぞれの恋- 短編集
誰からだろう…
私はマネージャーから携帯をもらうと、電話でた。
「はい」
「あ、俺です。中宮です」
「中宮?すみません、どちらさまですか?」
私は本当に分からなかった。
中宮なんていう友達はいないし。
間違いかと思った。
「ひどいですよ…さっき、メアド交換したじゃないですか」
さっきメアド交換した…?
あ!!あの、告白してきた!!
「あ、すいません。ちょっと物覚えが悪くて…で、何か?」
「あの~食事のことです!今日この後行けませんか?」
今日!?
いくらなんでも早すぎでしょ…