poplove

「いるの?!!」

急いでカーテンを
開けると家の前で
立っている
和哉くんを見つけた。

「なんで??」

“いいから降りてきて。
寒いし‥”


「わかった!」

電話を切った後、
急いで玄関まで走った。


「どーしたの??」

“会いたくなった!”

照れてるようにも見える
彼の笑顔――


こんなクリスマス間近で
街が騒がしいから、


だからそんな笑顔を
向けられるとダメだよ‥

“俺、萌加のこと‥
好きだから”


恋はタイミングが大切。


どこかで聞いた言葉。

今の私にピッタリな
言葉なのかもしれない。


だとしたら、
彼の笑顔に少し
ドキっとした
この気持ちは恋なの?

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