チョコレートパフェに乗って
第3章…二十歳
いつの間にか、
大人になってた…
そういう事を言わ
ない人に憧れつつ、
ついつい大人ぶっ
てみたくなる。
去年までは未成年
として、散々子供
扱いされてきたの
に、20歳の誕生
日を境に、いきな
り大人扱いされて
もなあ(→←)
まりちゃんは、チ
ヤホヤされ続けて
早2年…。「それ
より、誰もいない
トコロに行こう!」
と、ここんとこ
お疲れのようだ。
「選挙権に飲酒に
タバコ…なんか汚
染されそうじゃな
い?」
「お姉さんは嬉し
いでぇ~…そうや
チヨコはそのまん
まがえぇ!がんば
りや!」
「うん!何がやね
ん!!」
何ら変化のない毎
日は、いつもの時
間に
「行って来ます」
と
「ただいま」
を
永遠に繰り返す。
週末に通う道場は、
いつの頃からか、
チビッコに教える
側にたっていて…
昔コイしたヤマモ
は、いつの間にや
ら横にいた
「オレと一緒に、
いつか道場を開け
へんか?」
「うん」
「よっしゃ!」
「おめでとう~、
先生よかったな!」
「ありがとう」
ませたチビッコ代
表の中山遥、
10才…
何のことやら、
その言葉の意味を…
アタシは汲もうと
も、その時は確か…
しなかった。
それから、ヤマモ
はアタシの両親に
会いたいと言い始
め、何の事だかサ
ッパリなのはアタ
シだけのようで、
周囲の人間一同は
盛り上がり、なん
だかせわしない毎
日に突入して行っ
たのだ…
―「一緒に道場を
開かへん?」
ヤマモのプロポー
ズだったとも、気
づかないまま…
大人になってた…
そういう事を言わ
ない人に憧れつつ、
ついつい大人ぶっ
てみたくなる。
去年までは未成年
として、散々子供
扱いされてきたの
に、20歳の誕生
日を境に、いきな
り大人扱いされて
もなあ(→←)
まりちゃんは、チ
ヤホヤされ続けて
早2年…。「それ
より、誰もいない
トコロに行こう!」
と、ここんとこ
お疲れのようだ。
「選挙権に飲酒に
タバコ…なんか汚
染されそうじゃな
い?」
「お姉さんは嬉し
いでぇ~…そうや
チヨコはそのまん
まがえぇ!がんば
りや!」
「うん!何がやね
ん!!」
何ら変化のない毎
日は、いつもの時
間に
「行って来ます」
と
「ただいま」
を
永遠に繰り返す。
週末に通う道場は、
いつの頃からか、
チビッコに教える
側にたっていて…
昔コイしたヤマモ
は、いつの間にや
ら横にいた
「オレと一緒に、
いつか道場を開け
へんか?」
「うん」
「よっしゃ!」
「おめでとう~、
先生よかったな!」
「ありがとう」
ませたチビッコ代
表の中山遥、
10才…
何のことやら、
その言葉の意味を…
アタシは汲もうと
も、その時は確か…
しなかった。
それから、ヤマモ
はアタシの両親に
会いたいと言い始
め、何の事だかサ
ッパリなのはアタ
シだけのようで、
周囲の人間一同は
盛り上がり、なん
だかせわしない毎
日に突入して行っ
たのだ…
―「一緒に道場を
開かへん?」
ヤマモのプロポー
ズだったとも、気
づかないまま…