虹の音

傘もささずにただ呆然と

立ち尽くす事しか出来ない

知らぬ間に私の瞳から

一滴の雫

「泣いてる・・・の?」

「え?」

振り返ると私と同じくらいの歳の

男の子が私に傘を差し出していた

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