YELL MAIL OR…
彼は、視線を、高価な腕時計にむけ、私をみることなく、そのまま先にやった。完全に、私を通り越していた。

頭のなかは、???と?だらけだ。日常でこんなにも?が並ぶのも珍しい。
エールメールが届いた時も?だったが、今となっては可愛いものだ。三つ子の?くらい。
そして目の前の「?」は、軽やかにではなく、ドスンドスンと近づいてきた。
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