ボクとサンタさん
サンタのおじいちゃんと手を繋いで、かほちゃん家に。


玄関のドアの前で


『チチンプイプイ♪』


そう呪文を唱えると、ドアが開いた。


「おじいちゃん、すごぉ~い。」


サンタのおじいちゃんに言うと、


『シィーー。』


人差し指を口に当てた。


『分かった』


ちっちゃい声で、答えたボク。


階段を上がって、かほちゃんの部屋に入ると、枕の横に、靴下を置いてたんだよ?


赤い靴下。


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