勇者は僧侶のなんなのさ
派遣を打ち切らせるためにテロを行うという可能性はあるだろうし。


そして、bbのテロリズムを未然に防ぐ役目を国王から直々に任命されている。


「それにしても、この平和な国がテロ攻撃ねぇ…………」


「だからこそかもね。この国は同盟の言いなりだし、外交も弱腰だから。一発ぶちかませば怖がって出てこなくなると思われているんだろう」


実際にそういう思いからテロに対して危機感を感じている国民は多い。


「…………まぁ、いいわ。とりあえず行ってみる?」


捕まえた少女の所にと、シサは立ち上がりながら言った。


「そうだね。異論はないよ」


シサに合わせて立ち上がった。


そしてその数十分後、bbの存在をはっきりと認識させられる事になる。
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