咲いても、枯れても2~ソラ色~
『ご、ごめんなさい……』
気付けば、ぼろぼろと言葉を落としていた。
なぜか、謝ってしまう。
それくらい気迫のある、冷たい銀。
『何で謝るんだよ』
『だって、この前、もう来るなって言ってたじゃない』
今も、来るな、みたいな言い方だったじゃないの!!!!
違うの?
もう、よく分からないわよ!!
こんなことで悩んでる私が馬鹿みたいよ!!
あーあ、何で見つかったのよ……。
何だかパニックになって、終いには呆れてしまう。
頭を抱えて、しゃがみ込む。
チラッと横目で見ると、秀くんがクスクスと笑っていた。