咲いても、枯れても2~ソラ色~
苦しくなって、拓に訴える。
『た、く……』
唇が離れると、私はますます顔を赤く染めた。
拓の顔を直視出来ない。
『白純美、可愛過ぎ……』
拓はクスクスと笑う。
ちょっとムッとして、拓の方を振り向く。
するとバッチリ目が合った。
『さくらが可愛過ぎるから、我慢出来なくなっちゃったんだ』
そう言ってまた唇に軽くキスを落とす。
また反応してしまう私。
拓は楽しそうにまたクスクスと笑う。
大分遊ばれてるわよね……。
けれど単純な身体は、その行為が嬉しくて。
それに抗うように、言葉を落とす。
『勉強、教えてよ?』
『はいはい』
拓はそう返事をするけれど、やっぱりその姿勢は変わらなくて。
恥ずかしさが募る。