愛〜ひとつの愛〜
4月 春
ある高校の入学式


「ひなぁまた同じだね!!」

「うん☆!だって頑張ったもん♪」

「そぅだもんね☆ひなといられて幸せですッ☆」

「なに? いまさら改まなくても♪クスッ」

「もぅ!笑わないで!!こっちが恥ずかしいゃん!!!」


2人はおもいっきり手をにぎった。

長い沈黙が続きそのあと2人は同時にうなずき、深呼吸した。

「んじゃぁ覚悟はいい?」

「うん……」


2人はてをつないだまま走った。
そしてすぐに、自分の名前を探した。
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