12月24日
離れてしまった、、、、、。
心の中で思ってしまう。
前まではこんなに深く思っていなかったのに。
なぜそんなことを思ってしまった?
どうして居心地が良いと思ってしまった?
「ユキ?」
舜の言葉で目が覚める。
「え?」
「びっくりさせんなよ。ちょっと焦るじゃん。」
「あ、、、ゴメン。」
何か隠しているのはすぐに分かっていると思う。
でも、気付かないふりをしてくれるのは、舜の優しさなのかなぁ?
「じゃぁな。」
「ウン。バイバイ」
舜はアタシから離れていく。
何でこんなに寂しい?
「舜、、!」
聞こえてない、、、。
「舜!!」
知らないうちに、アタシは舜を呼び止めていた。
びっくりして振り向く舜。
その表情で、正気に戻る。
「あ、、、明日、遅刻しないでね!!」
思いついたセリフで隠す。
「おう、お前もな!!」
輝かしい笑顔で返事をする舜。
本当に気付いてないの?
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