12月24日
「おっはよぉ~!!」
麗は相変わらず元気。
8時にうちに来て二人で準備。
“髪、巻くね”
“マニキュア、何色がいい?”
麗はどんどん準備を始める。
楽しそうな麗につられて、最初は全くやる気の無かったアタシも段々楽しくなる。
8時半。あたし達は家を出た。
「やっほ~、だぁりん☆」
第一声は、コレ。
どんだけバカップルなの?
「おはよ、ユキ」
舜はいつも通りっぽい。
こっちも安心した。
「おはよ、舜。」
これを察知した翔太と麗。
「よし、行こう!!」
騒いでいく麗を見ながら、アタシ達はついて行った。
「みんな、アレ乗ろう!」
麗が指さしたのは、ジェットコ-スタ-。
ああいう乗り物が苦手なアタシ。
「無理!!超怖いし!」
でも、苦手なのはアタシだけのようで。
しかたなく乗った。
座席に座った麗は、“超楽しみ~♪”を連呼。
それに引き替えあたしは、“超怖い(泣)”を連呼。
ピルルルルルルル、、、、
出発の合図が鳴る。
もぉ、おりたい!!