12月24日
初めてという嬉しさが心の中をうめる。
傘は、門の前に捨てられていた傘を使った。
ウチの前にはよく嫌がらせでゴミなどがおかれる。
父様の経営している会社は国民からの支持率が低い。
今日のゴミは生ゴミと、油性ペンに“倒産願う!”“みんなのことも考えろ!”などが書いてあるビニール製の傘。
でも、なんか嬉しかった。
ビニ-ル製の傘を手に取りスキップで出かけた。
「きゃっ!!」
いきなり水がかかった。
通りすがりの車からだった。
車は気づいていないようだった。
白いワンピ-スが泥で茶色く変化していった。
気にしつつも、公園に行った。
「あれ、アイツさ、桃槻家の次女じゃね?」
たむろしてる高校生がウワサする。
「ああ、あのムカツク親父の娘かぁ!」
「俺様って感じの性格で超むかつくんだけどっ!」
大声で文句をぶつけてくる。
「うるさいっ!!父様の悪口を口にしないでよっ!」
麗は怒鳴った。
高校生は、驚くどころか笑っている。
「何がおかしいのよっ」
笑いすぎて目に涙をためる高校生。
「アイツ、本気になってやがる!」
「マジうけるんですけど~」
麗は傘を高校生に投げつけた。
雨水が高校生の制服に付き、少し色を変える。
傘は、門の前に捨てられていた傘を使った。
ウチの前にはよく嫌がらせでゴミなどがおかれる。
父様の経営している会社は国民からの支持率が低い。
今日のゴミは生ゴミと、油性ペンに“倒産願う!”“みんなのことも考えろ!”などが書いてあるビニール製の傘。
でも、なんか嬉しかった。
ビニ-ル製の傘を手に取りスキップで出かけた。
「きゃっ!!」
いきなり水がかかった。
通りすがりの車からだった。
車は気づいていないようだった。
白いワンピ-スが泥で茶色く変化していった。
気にしつつも、公園に行った。
「あれ、アイツさ、桃槻家の次女じゃね?」
たむろしてる高校生がウワサする。
「ああ、あのムカツク親父の娘かぁ!」
「俺様って感じの性格で超むかつくんだけどっ!」
大声で文句をぶつけてくる。
「うるさいっ!!父様の悪口を口にしないでよっ!」
麗は怒鳴った。
高校生は、驚くどころか笑っている。
「何がおかしいのよっ」
笑いすぎて目に涙をためる高校生。
「アイツ、本気になってやがる!」
「マジうけるんですけど~」
麗は傘を高校生に投げつけた。
雨水が高校生の制服に付き、少し色を変える。