eyes
それから、あたしわ何をしてるときも沖成を考える様になった。    美和ちやんが
羨ましかった。
沖成の一番近くに
いるときの美和ちやん。普段よりもキラしてる様にみえた。

あたしの磨きのかかったボケッぷりに、クラスの仔が気付きはじめた。結構ギャル系の、大和友里《だいわゆり》ちやんに、聞かれてしまった。

「矢沢ちやんさあー、好きなヤツでもできた??」「えー、まあ…」「だれ?!知りたいわあー!矢沢ちやん男いらないみたいな感じだから意外かもー」「あー…」              友里ちやんわ、
結構恐い。
なんか、
良い噂を聞かない。
ヤーさんと
付き合ってるだとか、
キャバやってるとか、
体売ってるだとか…
なんか、言わなかったらヤーさんが来そう…             「あー…言わないでね??その……沖成…」                …静寂。                    「…ふーん…」                  あ、なんかやばい雰囲気。そしてその夜。                            〜♪          「あ、はいはい」    非通知だッた。
でも、でなきや。
そんな気がした。
ピッ          「もしもしー?だれー?」 「あ…岸本ですけど」              超綺麗で細い声だッた。
岸本…?        ぇ?正直にだれ??   「すいません、誰ですか??」                      ちよっと黙った。    そして…                    「あの…沖成圭汰の彼女です」                      あ…あの美人彼女
岸本美和ちやんってゆうんだ…
ぢや、なくて!!
はあ?!?!なぜにあの美人彼女が?!
なぜケー番しっている?!もしかして…友里ちやん?                 「…あ、どうも汗 なんでしょうか」      「あの…、圭汰の事好きッて本当ですか?!」
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