ピアノ
━次のオフの日━
僕は病院に向かっていた。
~♪~♪~♪~
病院に向かうバスの中僕のケータイが鳴った。
「もしもし?」
『お前今日オフやろ?メシ行こうや』
電話の相手は中居くん。
「ちょっと行くとこあって…」
『どこ?』
「病院です」
『何?お前どっか悪いんか?』
「ちゃいますけど…見舞いに」
『慶太ならええで!アイツの怪我大したことないし』
「いや…慶太やなくて…あ!着いたんで切ります」
僕は電話を切るとそのまま電源も切った。
…あ…
しまった…!
僕は病院の中に入ってから重大なことに気付く。
あの子の名前知らんのにどうやって病室探したらえぇねん…
しょうがないから僕はナースステーションで看護婦さんに聞き込み調査を始めた。
「あの!目くりくりしてて、細くて…記憶喪失の女の子の病室分かりませんか?」
「記憶喪失ですか?」
看護婦さん達は苦笑いする。
「はい!記憶喪失です!」
「申し訳ありませんが、患者さんのことをむやみにお教えできないんですよ」
看護婦さんはスッパリそう言うとさっさと仕事に戻って行ってしまった。
…もうえぇもん!
僕一人で探すもん。
…って…
なんで僕あの子にここまでして会いたいんやろう?
僕は病院に向かっていた。
~♪~♪~♪~
病院に向かうバスの中僕のケータイが鳴った。
「もしもし?」
『お前今日オフやろ?メシ行こうや』
電話の相手は中居くん。
「ちょっと行くとこあって…」
『どこ?』
「病院です」
『何?お前どっか悪いんか?』
「ちゃいますけど…見舞いに」
『慶太ならええで!アイツの怪我大したことないし』
「いや…慶太やなくて…あ!着いたんで切ります」
僕は電話を切るとそのまま電源も切った。
…あ…
しまった…!
僕は病院の中に入ってから重大なことに気付く。
あの子の名前知らんのにどうやって病室探したらえぇねん…
しょうがないから僕はナースステーションで看護婦さんに聞き込み調査を始めた。
「あの!目くりくりしてて、細くて…記憶喪失の女の子の病室分かりませんか?」
「記憶喪失ですか?」
看護婦さん達は苦笑いする。
「はい!記憶喪失です!」
「申し訳ありませんが、患者さんのことをむやみにお教えできないんですよ」
看護婦さんはスッパリそう言うとさっさと仕事に戻って行ってしまった。
…もうえぇもん!
僕一人で探すもん。
…って…
なんで僕あの子にここまでして会いたいんやろう?