君へ恋
バンッ
いきなり響いたこの音は
目の前の男子が壁を叩いた音だった。
は? 何?
「何でだよ… 好きだって言ってんだろ」
訳が分からない男子は
いきなり発狂すると
私の両腕を掴んで壁に押し付けた。
この廊下は、ほとんど人が通る事はないから誰にも助けを呼べない。
「なぁ!!俺と付き合えよ!!」
まぢキモイ
男子は私の腕を掴む力をどんどん増していく、
「…痛いッ」
そして私の腕に男の爪が食い込んだ時
「おい、てめぇ何してんだよ。」