君へ恋
校門から少し離れた場所では、千秋と女の子がいた
「千秋先輩…好きです。付き合って下さい」
ポケットから片手を出した千秋は困ったように手で頭をかくと
「わりぃ、付き合えない」
あっさり告白を断った。
「やっぱり、明奈先輩が好きなんですか?」
女の子はなかなか強く
千秋に聞き返したけど
その質問に千秋が答える事はない…
「でも明奈先輩この前、転校してきた3年生と抱き合ってました!!」
「だからなに?」