男前な彼女〈短〉
「今頃気ぃついたん?」

なんやこの全く可愛げのないリアクションは!
そう思いながら香織の顔を覗き込むと香織の顔は真っ赤だった。

「何?照れてるん?」

こいつむっちゃ可愛いんやけどっ!!
俺に背を向けてる香織を後ろから抱き締めた。

「やめっ、離せコラッ!」

「はなさんも~ん」

「…しょうがないから付き合ったってもええよ」

「お前ほんま素直やないな~、お前はどうなん?」

「…あたしも裕のことすき」

「それでええねん」

俺は香織の頭を撫でる。

「何様やねん…」

香織が呟やく。

「けど、好きなんやろ?」

「うん」

こうして男前な俺の幼なじみは可愛い彼女となったのです。

END
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