Boys Kissシリーズ・『眠りのキス』
アイツに寄り掛かり、寝息をたてる。
「…ったく。しょうがないな」
オレより体格の良い幼馴染の男は、オレを抱き上げ、ベッドに下ろす。
毛布をかけてくれて、頭や頬を撫でる。
そして―唇にキスをする。
もう一度頬を撫でて、アイツはオレに背を向ける。
…全部気配で分かっていた。
隣の家に住んでいるコイツとは、もう十八年もの付き合いだ。
保育園から高校まで、ずっと一緒。
一緒にいることが、空気のように当たり前に思っていた。
それがいつの頃か…変化が起きた。
気付いたのは一年前の夏だった。
「…ったく。しょうがないな」
オレより体格の良い幼馴染の男は、オレを抱き上げ、ベッドに下ろす。
毛布をかけてくれて、頭や頬を撫でる。
そして―唇にキスをする。
もう一度頬を撫でて、アイツはオレに背を向ける。
…全部気配で分かっていた。
隣の家に住んでいるコイツとは、もう十八年もの付き合いだ。
保育園から高校まで、ずっと一緒。
一緒にいることが、空気のように当たり前に思っていた。
それがいつの頃か…変化が起きた。
気付いたのは一年前の夏だった。