Boys Kissシリーズ・『眠りのキス』
いつものようにコイツの部屋に遊びに来たオレは、部活帰りで疲れていた。

だから冷房の効いたこの部屋に来た途端、気が抜けて、ベッドに倒れて寝てしまった。

その間、アイツは飲み物を取りに行ってて、戻って来た時にはオレはベッドで眠っていた。

でも…本当は寝ていたのは一時だけで、アイツが戻って来た時には意識があった。

けれどふざけて眠ったフリをしていた。

近付いてきたらいきなり起き出して、驚かせてやろうと思っていた。

なのに…気配に気付いて目を開けた途端、アイツの顔が間近にあって…キス、された。

突然のことで、オレは抵抗できなかった。

そのまま寝たフリをし続けるしかなかった。

そしてその後も…オレが眠ると、アイツは必ずキスをしてきた。
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