ミステリーの女王
「アラスカへは釣りにいくのかい?」



中年は男に話し掛ける…

しかし表情を変えずに黙る男…


「それとも…依頼者とあうため?」


「!」


中年は突如不適な笑みを浮かべ、ジェット機を運転しながら男を振り返った


「会えなかったんだろ?そもそも依頼者なんていねぇんだからなぁ」


男はまだだまっている…


「あんたをアラスカに招待したのは…俺達のボスだ!」


男はずっとふかしていたタバコを床に捨て、足で火を消した…


「話が終わる前に床をふみぬいちまうなよ兄弟!

もう一人、魅力的なレディもいるんだぜ!」


中年は録画機を再生した



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