snow bitter


彼はあたしに気づき、驚いた様子であたしを見た。


近づいて来る…。


あたしは彼から目をそらし、後ずさりをした。


「ちょっと待てって」


彼はそんなあたしの手をつかんだ。


「久しぶりだな」

『そうだね…』


あたしはもう片方の手に持っているものに気づいた。



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