snow bitter


「上手いっ」


え?


あたしはまさかと思って後ろを振り向いた。


『なっ……捨ててって…』


あたしはそう言って、彼の方へ近づこうとした瞬間、足が止まった。


「上手い…」


彼は本当に美味しそうにあたしの作ったケーキを食べてくれた。


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