snow bitter


「あ…」

彼はあたしを見てびっくりしていた。


あたしは思わず彼から目をそらした。


「葵にぃ、この子わかるでしょ?」

「あぁ…って何でここに?」

『いたら悪いの?』


あたしは嫌みったらしく言った。


「もーもっ。桃が葵にぃ呼んでって言ったんでしょ♪」


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