snow bitter
あたしは深夜まで紗衣にそのことを全部言った。
紗衣も納得してくれた。
良かった。
そして、巳哉君をマンションに呼んで一緒にご飯を食べた。
「ありがとね。桃」
『いえいえ』
「桃にはお世話になりっぱなしだね」
『そんなことないよ。あたしだって紗衣にいろいろ相談にのってもらってるし』
「ありがと。何かあったらまた言ってね、飛んで行くから」
『飛べるのー?』
そう言って、あたしと紗衣と巳哉君は顔を見合わせて笑った。
そして、深夜12時頃になると紗衣と巳哉君はあたしの家を出た。
2人が帰った後、あたしはお風呂に入り、寝た。