君が伝えるもの



『うん。』





佐竹 咲弥、この学校の二年生。





とても綺麗な顔をしていて、凄くモテる先輩。





もちろん、そんな先輩だから彼女もいたことあるみたいだけど、今はいないらしい。





しかも、彼女とは長くは続かないみたい。





かと言って、軽い人なんじゃないよ?





何でかって言うと、





「でも、佐竹先輩って超無口なんでしょ。」





そう、佐竹先輩は凄く無口なんです。





彼女が出来ても、それが理由で別れちゃうんだって。





『そがまた、いいのに。』





「りせも、変な趣味してるよね。」





『そうかな?好きなら、無言でも堪えられるじゃん』





「まぁ、空気によるけど祐が毎日無言だったらかなり嫌だ」





< 4 / 26 >

この作品をシェア

pagetop