第2ボタン〈短〉
なんだか何をしゃべったらいいのかも分からなくて、お互いブランコに乗って前を見ていたら健と駿がやって来た。
「直也、遅かったやん」
駿が言う。
「一回家帰っててん、忘れもん取りに」
直也がそう答えながらあたしを横目で見てきた気がした。
「まぁでもこれでチーム四馬鹿がそろったわけやな!」
「ちょっと、健!三馬鹿やろ!あたしも勝手に馬鹿に入れんといてよ!」
健の言葉にあたしは反論。
「いや、俺からしたらお前ら三人が三馬鹿や!」
あたしと健は駿にバシーンッて突っ込まれた。
その光景を見て直也がお腹を抱えて笑う。
「…どしたん?」
あたしら三人の動きがピタッて止まった。
「いや、このやり取り懐かしいなぁ思て」
良かった、なんも変わってへんでって直也が笑う。
ううん、あたしは変わったかな。
あたしもう直也を友達として見られへんようになってしまってんもん。
「直也、遅かったやん」
駿が言う。
「一回家帰っててん、忘れもん取りに」
直也がそう答えながらあたしを横目で見てきた気がした。
「まぁでもこれでチーム四馬鹿がそろったわけやな!」
「ちょっと、健!三馬鹿やろ!あたしも勝手に馬鹿に入れんといてよ!」
健の言葉にあたしは反論。
「いや、俺からしたらお前ら三人が三馬鹿や!」
あたしと健は駿にバシーンッて突っ込まれた。
その光景を見て直也がお腹を抱えて笑う。
「…どしたん?」
あたしら三人の動きがピタッて止まった。
「いや、このやり取り懐かしいなぁ思て」
良かった、なんも変わってへんでって直也が笑う。
ううん、あたしは変わったかな。
あたしもう直也を友達として見られへんようになってしまってんもん。