第2ボタン〈短〉
あの時あたしがしてしまった返事をずっと後悔してきたけど、最近やっと踏ん切りつけられそうになってて。
もう直也のことは忘れて、新しい恋を始めようって思ってたのに…
今日に直也に会って、
自分でもびっくりするぐらい、まだこんなにも直也が好きなんやって気付かされた。
「このストラップ自分で買うてん」
直也がぽつり、と言った。
「え―、なんかキャラちゃうやん」
「なんか、お前このキャラクター好きやったなぁって思ってさ」
「覚えてたんや、」
昔からやったけど、なんであなたはそうやってドキッとする一言をさらっと言うんやろう…
「やるわ、それ」
「へ?」
「やから、やる」
そう言ってストラップをあたしの手の中に落とした。
「あ、うん。ありがと」
「ッあ―!ちゃうねん!」
直也が急に大声を出してベンチから立ち上がった。
「え?」
「別にそんなんお前にやりたいわけやなくてっ」
「え?返す?」
「ちゃう、別にそれはそれで持っててくれてかまへんねんけど、」
意味の分からないことを言いながらなぜか真っ赤になってる直也。
あたしが訳が分からず直也を見つめていると、直也がふぅとため息をついて再びベンチに腰掛けた。
もう直也のことは忘れて、新しい恋を始めようって思ってたのに…
今日に直也に会って、
自分でもびっくりするぐらい、まだこんなにも直也が好きなんやって気付かされた。
「このストラップ自分で買うてん」
直也がぽつり、と言った。
「え―、なんかキャラちゃうやん」
「なんか、お前このキャラクター好きやったなぁって思ってさ」
「覚えてたんや、」
昔からやったけど、なんであなたはそうやってドキッとする一言をさらっと言うんやろう…
「やるわ、それ」
「へ?」
「やから、やる」
そう言ってストラップをあたしの手の中に落とした。
「あ、うん。ありがと」
「ッあ―!ちゃうねん!」
直也が急に大声を出してベンチから立ち上がった。
「え?」
「別にそんなんお前にやりたいわけやなくてっ」
「え?返す?」
「ちゃう、別にそれはそれで持っててくれてかまへんねんけど、」
意味の分からないことを言いながらなぜか真っ赤になってる直也。
あたしが訳が分からず直也を見つめていると、直也がふぅとため息をついて再びベンチに腰掛けた。